コラム

新しい歯周病治療・PDT(フォトダイナミックセラピー)

皆さんこんにちは。
大阪府門真市の歯医者、「ばば歯科医院」です。
 
当院では歯周検査、歯周基本治療、歯周外科といったスタンダードな歯周治療とともに、PDT(フォトダイナミックセラピー)も導入しています。
PDTは比較的新しい治療方法で、歯周病治療のほか、ガン治療やニキビ治療にも使われています。
 
今回はPDTについてご紹介します。
 
 


PDT(フォトダイナミックセラピー)とは

PDTとはphoto dynamic therapy、つまり光線力学療法の略です。
この光線力学療法では、歯周病になった歯肉にレーザーを当てることで、細菌を破壊します。
歯周病治療としては歴史が浅いですが、癌治療や皮膚科・眼科などでは20年以上前から導入されてきた治療方法です。
 
 


PDTによる治療方法

最初に、「バイオジェル」という薬を歯周病になった歯肉に注入します。
このバイオジェルは、歯周病の原因であるグラム陰性菌などに取りこまれやすい性質があります。
なお、バイオジェルを飲み込んだとしても、人体には害はありません。
 
次に、バイオジェルを塗った患部に、ペリオウェイブという装置からレーザーを60秒ほど照射します。
このレーザーを受けると、バイオジェルの一部は細菌に毒となる成分に変わります。
この成分によって、バイオジェルを取りこんでいた歯周病菌は破壊されます。
 
最後に、PDTを行った患部を洗浄して破壊された細菌を洗い落として、1回の治療が終わります。
 
 


PDTのメリット

PDTのメリットは以下の通りです。
 
●耐性菌ができない
PDTは抗生物質と仕組みは似ていますが、抗生物質のように耐性菌ができることはありません。
 
●副作用や痛みや腫れがない
痛みや腫れが起こることがなく、副作用の心配もありません。
そのため、PDTの前に麻酔をする必要もありません。
 
●何回でも治療ができる
何回治療しても効果がなくなることがなく、必要に応じた回数で治療ができます。
 
●PDTのデメリット
PDTについて、いくつかのデメリットもお伝えします。
 
●被せ物と歯ぐきに段差ができることも
歯ぐきがひきしまり、被せ物と歯ぐきの凹凸が目立つようになることもあります。
 
●適応外となる方もいます
うがい薬などに使うクロルヘキシジンにアレルギーのある方や、紫外線などの光に敏感な方はPDTの適応外となります。
 
歯周一般治療ではなかなか効果が見られないと言う方、歯周外科の前に手術以外の治療を受けたい方、抗菌剤による歯周病治療の効果が少ないと感じた方など、PDTに興味をお持ちの方は当院までお尋ねください。
お口の状態を拝見し、治療を受けられるかどうか、治療の流れなど詳しくお答えいただします。

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